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ナフコの1Q決算に期待する理由

 

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株式会社ナフコ | 月次情報

 

ナフコの6月の月次が出ました。

既存店売上が111.7%、全店売上が112%。

 

巣ごもり消費によるホームセンター特需は意外と長続きしてる印象。

 

ナフコの前に6月の月次を発表していたコメリが既存店120.1%だったため、それくらいを期待してましたが、まあ、よしとしましょう。

 

そして、1Qである(4月~6月)の全店売上は111.7%になりました。

 

1Qの売上が出たということで、ナフコを取り上げてみたいと思います。

持ち株ということで純度100%の買い煽りになります。

ですので、話半分ぐらいに聞いてください。おねがいします。

 

ナフコはどんな会社?

 

九州・中国地方を中心に展開しているホームセンター。

他のホームセンターとちょっと違うのは、もともとが家具屋として始まっているため、ホームセンターと家具の併合店であったり、また家具専門店があったりします。

 

ナフコの株はなぜ割安?

 

ホームセンターはあまり成長力がないと見られているため、PBR1倍割れは珍しくないです。

とはいうものの、たとえばコメリ0.77倍、コーナン0.97倍、DCM0.87倍と比べて、ナフコ0.29倍は極端に低い。

 

その理由がなにかと考えてみるに、一つには家具も扱っているため、ニトリ、イケアなどに押されているからではないかと。

実際に、家具のセグメント売上は漸減傾向です。

 

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あと、自分の家の近くにナフコの店舗がないのでわからないのですが、他のホームセンターに比べて古臭い印象があるみたいです。

 

 

たしかに外っ面だけ見ても、あまり洗練されているとはいいがたい。なんとかならんのか。

外装を改築するのなんて、そう費用はかからないだろうに。

 

また、ナフコは近年PB比率(売上におけるPB商品の割合)を上げることに注力してるんですが、PB商品は当然、売上が大きければ大きいほど、スケールメリットの利点を活かすことができ有利です。

その点、ホームセンター業界5位というナフコの微妙な立ち位置は投資家から嫌気されやすいのかもしれません。

 

とはいうものの、ナフコの1Qはかなりいい数字が出るはず

 

ナフコの1Qは4月、5月、6月で、1Q決算発表は8/7

(訂正 7月31日でした、ごめんなさい)

なんですが、ホームセンター銘柄では3月~5月が1QであるDCMとケーヨーの決算が出てます。

 

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https://ssl4.eir-parts.net/doc/3050/tdnet/1855165/00.pdf

 

 

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https://www.keiyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/83th_securities_report1q.pdf

 

どちらも10%弱の増収ですが、営業利益は大幅増。

特にケーヨーは売上が伸びているにも関わらず、販管費が大幅減。

 

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これは三密を避けるために、折込チラシなどの広告宣伝費が減少したことによるものです。

 

ってことで、ナフコのホームページを見てみると、以下の文言が。

 

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今はチラシも再開してるみたいですが、ナフコの1Qにおける販管費は減少していると思われます。

 

ナフコの1Q決算予想

 

ということでナフコの1Q決算を予想してみます。

 

ナフコ1Q(前期)

 

前提としては、売上が前期の111.7%。

粗利率は昨年と同じく32%。

販管費は保守的に見積もって、前期と同じにします。

 

これで計算すると、営業利益は48億円になります。

この営業利益は前期比52.7%増

2021/03期の通期予想での営業利益が84億円なので、1Qで通期の進捗率は57%

(※ただ、ナフコは毎年1Q偏重ぎみなのには注意)

 

販管費が前期と同じで計算しているので、もしもケーヨーのように販管費減があればもっとインパクトのある数字になります。

 

ナフコに対して不安になる点

 

これは当然、巣ごもり消費による恩恵がどこまで続くかというところ。

ただ、この読売の世論調査を見ても、夏の旅行は控えると答えたのが67%ですし、

 

夏の旅行「控える」67%…読売世論調査(読売新聞) - goo ニュース

 

それにgo toキャンペーン自体も諸事情があり、本来7月に始まるはずが8月にずれこみました。

よって、まだ当分、ホームセンターへの追い風は続くのではないかと考えてます。

 

また、短期的な値動きのことをいえば、8月7日に1Q決算があり、おそらくその直前あたりに7月の月次発表があると思われます。

大体、月次発表は5日や6日なので。

 

ですので、1Qにいい数字が出ることを信じることができれば、7月の月次さえやりすごせればいいわけです。

逆に7月の月次が冴えなかったりすると、もう巣ごもり需要は終わりとみなされ、バッドインパクト。

 

ところが、昨年のナフコの7月の月次は89.5%とかなり悪く、これを上回るのは容易だと思われます。

 

※1Q決算は8月7日ではなく7月31日でした。

 

ということで、今回の売上増でナフコの割安水準が訂正されるんじゃないか、いや訂正されてほしいと、希望をこめて記事にしてみました。

 

なお、今回の豪雨災害における影響には言及しませんでしたが、亡くなった方もおられるので、それに対して利益がどうこういうのは不謹慎ではと考えたためです。

 

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