ユニゾホールディングスを調べてみた - soright?ブログ
前回の記事で会社がイケイケの拡張路線を捨て、自己資本比率20%超を目標とした安定路線へ舵を切ったことを見ました。
今までは「割安だけど成長性がある(増資等のリスクはあるけど・・・)」という感じで株価形成がなされていた・・・んだと思います。
もっとも、この5年チャートを見ると、成長性に関してはだいぶ前から見切りがつけられていた感じはしますが。
これからは成長性よりも低PBRや高配当であること、または不動産の含み資産なんかを軸にして株価形成されていくんでしょうか。
決算説明資料によると、2200億円くらいの含み益があるそうです。
その数字がどれだけ信用できるのかはわかりませんが、ここ数年の不動産価格の上昇を見れば、それなりの含み益になっているのは間違いありません。
あと、ヤフー掲示板にこんな書き込みがありまして。
これはたしかにその通りで、上の表の右側が2019年3月期のものなので、資産を売却したにもかかわらず、含み益が増えてます。
エイチ・アイ・エスが大株主に
それから、最近エイチ・アイ・エスが大株主になりました。
最近、澤田HDの記事を書いたばかりなので、勝手に不思議なつながりを感じてしまいました(笑)。
澤田HDがらみでモンゴル経済を調べてみた - soright?ブログ
この株式取得の目的がなんなのかはよくわかりません。
両社の関係について
10年ぐらい前に、ユニゾHD(当時は常和HD)がハウステンボス内のホテルをエイチ・アイ・エスに譲渡した、という経緯があったみたいです。
まあ、ユニゾHDの株主にとってはエイチ・アイ・エスの登場はポジティブサプライズですね。
最後に
不動産関係はリスクがちょっと過大評価されすぎ、のような気がします。
もちろん、不動産会社の浮き沈みが激しいのは承知していますが、ここはオフィス賃貸などのストックビジネスが主ですし。
あと、東京の不動産がバブルだとする記事もいくつか見たんですが、それもちょっと眉唾に思います。
ここ数年、都心のマンション価格が上がっているのは理解していますが、
2019年 東京の不動産価格・相場の推移と買い時を検証 | sumuzu(スムーズ)
2007年と比較して30%程度の上昇にすぎないわけで。
バブルってもっとウッヒャー的お祭り騒ぎじゃないんですか?
この程度をバブルと言ってたらバブルに対して失礼なんじゃないですかね。