ソライトブログ

得意なものはジャンピングキャッチと狼狽売り。銘柄分析、今週の売買記録などの株ブログ

鉄道各社の年初来騰落率/今週の売買

f:id:uesugijoh:20200712172622j:plain

 

 

今週の売買

 

20200721/JR東日本売り/シンポ売り

 

今週はJR東日本を損切りしたくらいです。

 

持ち株のなかでは横浜に大型テーマパーク構想のニュースを受けて三精テクノロジーズが高騰するも、すぐ下落。

8/6が1Qの決算発表なんですけど、どうせよくないんだろうから、ここで買い増す選択はないかなあ。

 

今、指値で買い注文を入れているのは手間いらずと日本KFCです。

KFCは買い戻すタイミング逃した感がありますが。

 

鉄道各社の年初来パフォーマンス

 

鉄道株をディフェンシブ株と見ている人は多いと思います。

かくいう自分も3月半ばの暴落局面でJR東日本を買ってました。

同じコロナ悪影響銘柄といってもJAL、ANAが倒産することは考えられますが、JRが倒産は考えられないと思ったわけです。

 

その後のリバウンドで売ってしまったので、取引自体はプラスなんですが、今、考えてみるとあの時点でJR東日本を(中長期目線で)買ったのは完全に間違いでした。

実際、あの時点よりも株価は下落していて、そして、その下落にもちゃんと理由がありますしね。

 

週間エコノミストに『コロナ禍 鉄道の悲劇』という記事があったので引用します。

 

 近年、鉄道株は下振れリスクが少ない堅調な銘柄の代表として注目されるようになっていた。もともと交通インフラとして堅実な鉄道事業がベースにあり、経営の多角化を進めて百貨店やホテルを展開し収益構造を強化。さらに増大する訪日客(インバウンド)の観光需要を取り込んできた。

 しかし、これは2020年1月までの流れ。その後の新型コロナウィルス感染症の拡大により、これまでのビジネスモデルの前提条件がすべて崩れてしまった。

 

 まず海外からの渡航を制限したため、インバウンドの観光需要は消滅した。また、日本国内でも移動自粛・外出自粛となり、会社は在宅勤務を推奨、学校も休校となり、鉄道の定期収入が減った。そして、この動きに緊急事態宣言がダメを押した。

さらに人が移動しなくなったことで、拠点駅の商業施設やホテルの客足も大きく落ち込み、自主休業に踏み切った会社も少なくない。本業の鉄道事業と多角化の柱となっている小売り・ホテル事業の両方が低迷していることで、株式市場での鉄道株の評価は芳しくない。

 

記事内ではコロナ以前からテレワークを推進してきた富士通がテレワークを基本体制とし、通勤定期代の支給を廃止したことが触れられてます。

こういう動きが富士通以外に広まると、たしかに鉄道各社は辛いところですね。

 

この記事では、2019年末からの主要鉄道各社の株価騰落率がリスト化されているんですが、7月10日時点での株価をもとに作成されているため、ちょっと古い。

先週はJR東海以外のJR各社が下値抵抗線を割り込んで、3月の暴落時点よりも株価が下になっていることもありますし、7月22日時点での株価騰落率を出してみたので、よかったら見てください。

 

銘柄名 コード 2019年末株価 現在株価 騰落率
西日本鉄道 9031 2520 2816 11.7%
小田急電鉄 9007 2551 2531 -0.8%
相鉄HD 9003 2965 2790 -5.9%
京王電鉄 9008 6610 5850 -11.5%
京阪HD 9045 5300 4605 -13.1%
名古屋鉄道 9048 3390 2884 -14.9%
東武鉄道 9001 3955 3355 -15.2%
南海電気鉄道 9044 2966 2404 -18.9%
富士急行 9010 4225 3350 -20.7%
近鉄グループHD 9041 5920 4560 -23.0%
京浜急行電鉄 9006 2110 1565 -25.8%
阪急阪神HD 9042 4680 3375 -27.9%
京成電鉄 9009 4240 2999 -29.3%
JR東日本 9020 9858 6860 -30.4%
JR東海 9022 22000 14560 -33.8%
JR九州 9142 3650 2390 -34.5%
東急 9005 2019 1320 -34.6%
西武HD 9024 1795 1056 -41.2%
JR西日本 9021 9441 5166 -45.3%

 

昨年末比でプラスだったのは西日本鉄道一社だけでした。

JR各社の下落率が目立ちますね。またJR各社はPBR1倍割れです。

私鉄で1倍割れは阪神阪急と西武だけということを考えると、やっぱりJR各社は割安に見えなくもない。