今週の売買
先週書いたとおり、月曜日にウエスコを半分損切り。
半分残しておいたのは、あるていどは反発するんじゃないかとのすけべ心から。
月曜日にはKDDIも損切り。
もともとKDDIはディフェンシブ目的で持っていたんですが、国策に逆らってもしかたがない。
-11%くらいですが、もっと早めに損切りしておいてよかったと反省。
それから木曜日にSBIを買い増し。
こっちはKDDIとは逆に国策恩恵銘柄なので。
四季報発売
四季報の秋号が発売になりましたね。
忙しかったので、自分の保有株くらいしか見ていないんですが、前号との四季報の利益予想の増減をチェックしてみます。
四季報の予想をそれほど信用しているわけではないですが、四季報予想をもとに株価が形成されることがあることも事実なので。
大幅減額の銘柄
3221ヨシックス
6425ユニバーサル
8214AOKI
前号比大幅減だったのがこの3銘柄。
ヨシックスは前号では21/03期が黒字予想だったのが、今号では営利で-9億円の赤字予想に。
もっとも、今期が赤字なんてのは、とっくに株価には織り込み済みでしょうから、株価が動くこともないと思われます。
紙媒体の四季報に速報性を求めている人はいないでしょうが、株価の動きを四季報が追加確認みたいなパターンは他の2銘柄も同じかも。
大幅増額の銘柄
2153EJホールディングス
2790ナフコ
7610テイツー
EJは今期の営利が20億円→30億円の大幅増。
ですが、これは7/10の決算での来期予想をそのまま持ってきただけなんで、特に意味はありません。
テイツーは21/02期の営利が5億→8.5億に上方修正されてますが、そもそもテイツーは7/15の1Q時点で営利が5.7億に達しているので、そりゃそうだろ感しか。
逆にちょっと意外だったのがナフコです。
実際に画像を見てみましょう。
夏号
秋号
21/03期の予想が営利で86億→126億に上方修正されてますが、これは7/31に会社発表された通りなので、サプライズはありません。
意外なのは22/03期も21/03期とほぼ同じ業績に上方修正されているところ。
皆さんご存じのとおり、ホームセンター業界は巣ごもり需要によって、どこも業績がいいです。
たとえば、8月の月次売上の既存店ランキングを見ると、20位以内にホームセンターが8社もランキングインしてます。
(ナフコは116.7%で11位)
しかし、これはあくまで特需であり、いつまでも長続きはしない。と考えるのが普通ではないかと思うのですが、四季報予想では22/03期もほぼ同じ売上、利益が出るとの予想。
他のホームセンター銘柄はどういう予想をしているのか気になったので、ちょっと調べてみました。
左から順に、
決算が終わった期 今期予想 来期予想
の営利です。
四季報の予想のところだけ赤字にしました。
各社で決算期が違っていたりするのですが、だいたい今期予想は巣ごもり特需で売上、利益がブーストしてます。
DCM 208億 280億 220億
コーナン 200億 230億 215億
コメリ 184億 260億 220億
ナフコほど来期予想が強気なところはありませんが、今期から利益が落ちるものの、昨期と比較すれば好調だという予想。
この他にも目を通しましたが、ホームセンター銘柄は総じて、強気予想だという印象でした。
さて、これをどこまで信じるかですが、自分は話半分くらいで受け止めてます。
ホームセンターの売上が特需であることは事実でしょうが、コロナの巣ごもり需要で、DIYや園芸を始めた人はそれなりに続けるでしょうし。
ホームセンターのこれからの売上がどうなるかの予想なんて、自分のような素人も四季報記者も大して差がないだろうとも思います。
あとホームセンター銘柄はDCMが島忠にTOBか?みたいなニュースも出たりして、コロナ特需もあいまって、なんだか活気づいている印象。
今週の動画
個人投資家オジサンによる四季報の見方。
四季報はぱらぱらとめくっていると、この業界は活況なんだなあとか、おおざっぱな空気感がわかります。
あと四季報通読はやろうと思うんですけど、毎回、途中で挫折してします。