突如として、FOOD & LIFE COMPANIESという何のひっかかりもなく、何のイメージもわかない商号に変更してしまったスシロー。
これから、海外展開を加速していくことも見据えての商号変更なんでしょうけど、だったら、なおさらスシローのほうが海外受けがいいようにおもうんですけどね。
スシは世界どこでも通用する言葉なんだし。
ひょっとして、スペイン語ではスシローという言葉が「売女の血尿」を意味する、とか、そういう国際化を妨げるなにかがあったりしたんでしょうか?
改名するにしても、FOOD & LIFE COMPANIESではいくらなんでもつるんとしすぎで、脳のフィルターに引っかかりません。もうちょい、いい名前はなかったんか?
それはともかく、スシローの2020/09期決算を見てみます。
2020/09期の決算
コロナ禍があっても、この程度の減益で済んでいるのはさすがスシローといった感じ。
今期業績を四半期単体で見ても、
いちばんキツい4.5.6月ですら、営業黒字を確保していました。
来期予想
来期予想はこんな感じです。
この業績予想の前提となっているのが、
国内スシローが1Qで-5%、2Qで-3%という数字です。
ちなみに、1Qの最初の月である10月の既存店昨年比は+4.3%。
このまま業績予想の前提条件を上回って推移してくれれば、上方修正も期待できるでしょう。
もし業績予想どおりに2021/09期が着地した場合、11/8時点の株価2922円で計算すると、PERは32.3倍となります。
今期の上方修正を前提としないと、割高水準ですね。
海外事業はうまくいくのか?
今期の海外売上高は全体の10%まで伸長する予定みたいです。
結構な割合になってくるので、今後は海外事業がうまくいくかどうかで、業績にブレが出てくるかもしれません。
すでに黒字化している台湾、まだ黒字ではないものの売上好調な香港などはうまくいっている例でしょうが、韓国なんかはあきらかにうまくいっていない模様。
今期は新規出店すらありません。
これは最近の反日キャンペーンが影響しているんでしょうか?
そして、今期から本格的に中国本土に進出するらしいのですが、中国も韓国と同じく政治的摩擦によって、日系企業が被害を被るというカントリーリスクがあるため、あまり楽観視はできないものと思われます。
ホルダーなので、スシローの海外進出がうまくいってほしいのは当然ですが、まあ、ここらへんは未知数のところではあります。