皆さんは決算短信、決算説明資料、有価証券報告書などをどのメディアで見てらっしゃるでしょうか?
自分はつい最近まで、ノートPCでPDFを開き、気になることがあったらノート(紙)にメモをとるという形で資料を閲覧してきました。
これはこれで特に不便を感じてはいませんでした。
しかし、あるとき、iPadを活用できるのでは?と思い、試してみたところ、これがなかなか便利でした。
不便というのは便利なものを知らないときには不便とは感じないもの。
洗濯機のない時代は川でごしごし服を洗っていたわけですし。
さて、資料閲覧にiPadをバリバリ使いこなしておられる方には釈迦に説法になってしまいますが、知っている人もいれば知らない人もいるのが世の中ってもの。
なので、今回は自分なりのiPadの活用法について今回は書いてみます。
iPadでの資料閲覧
もともと、自分はiPad(第6世代)を持っていました。そして、アップルペンシルも。
これらはもともとお絵かき用に購入したものだったんですが、最近はもっぱらkindleで本、漫画を読んだり、まとめサイトを見たりという、かなり受動的な使い方になってました。
つまり時間を消費するための長方形の板にiPadはなっていたわけです。
これを資料を読むための端末にするため、ノート系アプリでいちばんメジャーなGoodNotesというアプリを購入しました。
自分の使いかたとしては、
①iPadのchromeでPDFを開く
②そして以下の①→②のようにするとGoodNotesにPDFが読み込まれます。
③その後は、フォルダを作るなどし、資料を整理しておきます。
Good Notesの設定でgoogle driveなどにバックアップをとるようにしておくと、PCなどの他端末でも閲覧可能です。
iPadで資料を見ることのメリット
①アップルペンシルでPDFに書き込みが可能
このようにPDFに書き込みができます。
ただし、これはアップルペンシルが必要になってはしまいます。
もっともアップルペンシルを持っていない人でもテキスト形式で書き込みはできます。
②ウェブページも同様に扱える
実はウェブページも同様にGood NotesにPDFとして読み込み、書き込みなどを行えます。
会社のHPなどで、気になるところだったり、もしくは東洋経済などの経済サイトの記事だったり、そうしたものを資料として扱うのに便利です。
③決算資料が紙のような感覚で扱える
これは個人的な感覚かもしれませんが、資料をPCの画面上で見るのと、実際にプリントアウトされたものを見るのって、脳の使われる部分が違うような気がします。
昔、村上龍が「原稿を手書きで書くのとPCで書くのは感覚が違うから、自分は原稿を手書きで書いている」といった趣旨の発言をしていたように記憶してるんですが、その感覚はとてもよくわかります。それに近い。
決算資料をプリントアウトしたほうが書き込みもできるし、情報が頭に入るような気がするとはいっても、実際にプリントアウトしている人は少ないでしょう。
紙もインクももったいないですし。なにより保管場所に困る。
さて、書き込みができるという特性もあるのですが、iPadで決算資料を見ていると、あたかもプリントアウトした紙を扱っているような感覚になります。
同じものを見ているはずなのに、メディアによって感覚が違うというのは不思議なことではありますが、実感としては確実に違いがあります。
そして、iPadを使うメリットとしては、
自由に書き込みはできる。だけど、資料の保管場所には困らない。そして、クラウドで他の端末に同期することもできる。
すばらしい。
楽天モバイルの新プランでiPadはますます便利に
さて、以上、述べてきたように、iPadはとても便利だなあと思っていたのですが、最近、この便利さを格段にアップグレードする社会的変動がありました。
菅政権が誕生し、ドコモがahamoのプランを発表したことにより玉突き事故的に各社が格安プランをだしてきました。
そのなかでも楽天モバイルの1GB以下は無料プランはさすがに度肝をぬかれるものでした。
もともと楽天モバイルは1年無料だったこともあり、 スマホのデュアルsimのサブとして使わせてもらってました。
(ワイモバイルの2GBと楽天モバイルの組み合わせ)
しかし、1年の無料期間が過ぎたら、当然、解約しようとそう思っていたわけです。
それが、ここにきてまさかの1GB以下は無料化!
今までは楽天simをスマホで使っていたけれど、これをiPadに転用すればとても便利なのでは?
と思い立ちました。
今まで使っていたiPadがwi-fiモデルだったため、これをcellularモデルのiPad4に買い換えました。
そして楽天のsimをiPadに挿入。
何回か通勤途中に使ってみたところ、これがすさまじく快適。
ふと何かを思いついたときに、カバンからiPadを取り出し、そのままiPadで調べものができる。
この快適さはちょっと革命的。
もちろん、今までだってスマホでテザリングしてiPadを使うことはできました。
だけど、実際にやってみると、そのひと手間がわずらわしいものです。これ、実際にやってみればわかると思う。
ところが楽天sim入りのiPadなら、そのわずらわしさがない。しかも無料。
控えめにいって最高。
楽天1GB以下無料発表以降におけるiPad運用
iPadのWi-Fiモデルとcellularモデルでは1万円以上の差があります。
しかも、cellularモデルを運用しようとしても、simに月2000円以上はかかる、というのが自分の今までの認識でした。
さすがに、これではiPadのcellularモデルを選ぶ理由がないなと思って、今まではWi-Fiモデルを選んでいたわけです。
しかし、楽天1GB以下無料プランが出てきた以上、この認識は改める必要があります。
むしろiPadはcellularモデル以外を選ぶ理由がなくなるのでは?
とりあえず、今のところ楽天モバイルを契約すれば1年は無料で使え、その後も1GB以下であれば無料で使える。
楽天経済圏の人であれば、楽天市場で1倍(1%ポイントアップの意味)にもなりますし。
これを契約しない意味がわからない。
もちろん、楽天モバイルが改悪する可能性はありますが、最近IIJmioがesimで2ギガ400円のプランを出してきたように、他の会社からそれなりのプランが出てくるはずです。
1年無料の期間が過ぎたら、そこで再考すればいいだけの話に思えます。
楽天モバイルの1年無料プランが4/7で打ち切りらしいので、記事にしてみました。