今週の売買
今週は名古屋電機工業を100株買っただけ、なので、ほぼ何もしてません。
名古屋電機工業は2月に上方修正を出したときに見ていたんですが、いつの間にかだいぶ下がってました。
まあ、来期予想が減益なのでしかたないところでしょうか。
その他持ち株
先週の金曜日にアメリカが下げていたこともあり、月曜日はいくつかの銘柄に逆指値を入れていて損切り準備していました。
蓋を開けてみれば、日経平均の下げに比べると、案外、無風でした。前日比でー0.6%ぐらい。
おかげで損切り覚悟していたPアンチやイーブックがその後、上がり、結果、どちらも買値から10%以上プラスになってます。
他に好調だったのはMSOL。
逆に不調だったのはニッピ、三菱地所の資産バリュー株でした。
グレアムのミックス係数が低い銘柄の特徴
割安性を図る指標の一つとしてグレアムのミックス係数(PER×PBR)ってのがありますが、今週買った名古屋電機工業は
PER4.03×PBR0.78倍=3.14
となかなかの安さとなってます。
さて、せっかくなので、他のミックス係数の安い銘柄も軽く調べてみました。
PER5倍以下、PBR0.8倍以下、自己資本比率20%以上でスクリーニング。
特別利益などで純利益が一時的に増えている会社は抜いています。
日本乾溜工業(1771) 福証 建設業
PER4.68×PBR0.47倍=2.19
イチケン(1847) 東1 建設業
PER4.43×PBR0.61倍=2.7
新日本建設(1879) 東1 建設業
PER5.00×PBR0.66倍=3.3
徳倉建設(1892) 名証 建設業
PER4.16倍×PBR0.49倍=2.03
サイタホールディングス(1999) 福証 建設業
PER3.03倍×PBR0.43倍=1.3
ナフコ(2790) 東JQS 小売業
PER4.93倍×PBR0.42倍=2.07
ヤマウホールディングス(5284) 東JQS ガラス土石製品
PER5.00倍×PBR0.52倍=2.6
メタルアート(5644) 東2 鉄鋼
PER4.28倍×PBR0.35倍=1.49
シー・エス・ランバー(7808) 東JQS その他製品
PER4.00倍×PBR0.70倍=2.8
南海プライウッド(7887) 東JQS その他製品
PER4.61倍×PBR0.70倍=3.2
ニチモウ(8091) 東1 卸売業
PER4.50倍×PBR0.46倍=2.07
エスリード(8877) 東1 不動産業
PER4.92倍×PBR0.51倍=2.5
AMGホールディングス(8891) 不動産業
PER3.83倍×PBR0.44倍=1.68
岡山県貨物運送(9063) 東2 陸運業
PER4.82倍×PBR0.32倍=1.54
商船三井(9104) 東1 海運業
PER2.98倍×PBR0.67倍=1.99
川崎汽船(9107) 東1 海運業
PER1.91倍×PBR0.75倍=1.43
調べてみると、ミックス係数が安い銘柄ってずいぶんとあるもんです。名古屋電機工業の3.14はこのなかだと高い部類になってしまいますね。
これらがなぜ安いのかをおおざっぱにカテゴリわけしてみると、まず建設業のイチケン、新日本建設、徳倉建設などはここ数年の業績が横ばいなので、低成長が原因なのかなと思います。
エスリード、AMGの不動産銘柄、商船三井、川崎汽船の海運は景気の波で業績が左右されるシクリカル銘柄という認識からの低評価かと。
しかし、商船三井、川崎汽船はここ数カ月でずいぶん株価があがりました。
短期目的だったら、ここから乗っかるのもぜんぜんありかも。
あとホームセンターのナフコは今期はおそらく下方修正が出ると思うので、PERの水準はもう少し高くなりそう。
それから名証、福証の銘柄は、やはり低評価のまま放置される傾向。
このなかでちょっと気になったのは日本乾溜工業(1771)ですかね。
公共事業関連ということで業績は安定しているし、ここ数年は安定して成長している。
しかも5/14に上方修正を出していて、ここ数カ月、緩やかな上昇トレンド。
なんか業種も名古屋電機工業とかぶるし、名古屋電機工業じゃなく、こっち買ったほうがよかったのでは?という気になってきました。