ソライトブログ

得意なものはジャンピングキャッチと狼狽売り。銘柄分析、今週の売買記録などの株ブログ

優秀な経営者という評価ほど当てにならないものはない

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今週の売買

ヒロセ通商売り - ソライトブログ

INPEX売り@757円 -8.6%(ブログ未記載分)
 

今週、INPEX損切りしたんですけど、その後の原油価格推移を見ると、あんたが投げたソコが底状態で、これはやっちまったな感。

 

保有株状況

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今のところ7月の成績は-0.5%なんですけど、今月プラスで終われるかどうかは微妙なところです。

 

気になるニュース

ウッドショックは弾けた? どうする日本林業の供給体制 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

高騰が続いていたアメリカの木材価格が先月比で50%以上下落したらしいです。

国内の木材価格もそのうち落ち着きそう。

春先からのウッドショックもこれで一安心ですかね。

 

「接種したら無期限の自宅待機」タマホーム社長が社員に“ワクチン禁止令” | 文春オンライン

さて、木材価格下落はタマホームの業績に有利に働くはずですが、2代目社長がワクチン陰謀論者だったってことで、株価は10%ほど下落してました。

業績は好調なんですけどね。

さて、この件のように社長が妄想に取りつかれ、それを無理強いされると下の人間が迷惑するわけですが、そういえば昔、「効率が悪いからということでオフィスから椅子をなくした社長」がいたな、ということをふと思い出し、あの会社なんだっけと調べてみたら、キャノン電子でした。

xtech.nikkei.com

 

はてブのコメントでは「これじゃ奴隷じゃないか」等の批判の嵐ですが、タマホームに対する世間の反応と違うのは、キャノン電子の酒巻社長は椅子をなくすことでコストカットに成功しており、業績が上向いたということで世間から賞賛され、本まで出しているということです。

 

椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる! 単行本 – 2005/7/1 AMAZON

 

 この本が出版されたのは2005年なんですが、当時は業績が良かったんでしょう。

ちなみに、ここ10年ほどのキャノン電子の業績推移は以下の通りです。

 

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業績はよくないですね。

現在の酒巻氏はキャノン電子の会長みたいなので、この業績低迷には一定の責任があるでしょう。

もちろん、会社の業績と経営者の能力がイコールで結ばれているわけではないですし、親会社のキャノンの業績が低迷しているので、子会社が冴えないのは当然ではあります。

しかし、椅子をなくしたことが、10年単位の長期的な業績にはなんら寄与していないことは事実。

というか、極めて素朴な想像力を働かせてみると「あの会社、椅子がなくて一日中、立ちっぱなしらしいよ」という話を聞いた学生が、ここに入社したがりますかね?

 自分だったら、絶対いやだけど。

 

ことほど左様に、優秀な経営者という評判はなかなか当てにならない印象。

一般的に優秀な経営者と称賛されるのは、短期的に業績を好転させた人間、つまりはコストカッターな場合が多いので、長期的視点で見ると微妙な結果に陥るんでしょう。

たとえば、カルロス・ゴーンとか、原田泳幸とか。

コストカッター以外で優秀な経営者と評されるのは、宗教の教祖的資質を持った人ですかね。

具体的にはワタミの会長とか。

ブラック企業とネットで騒がれるまでは、カリスマ経営者として、投資家からも結構人気だった記憶があります。

 

bunshun.jp

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電通って今の日本に必要なのかな?

昔の中国での宦官的な、権力とつながっていて、つながっているがゆえに権力を持っているという、ただ、それだけの存在になってません?

 

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