ベイカレント・コンサルティング
株価 3335円
時価総額 5183億円
PER 16.8倍
PBR 6.87倍
配当利回り 1.5%
決算 4Q
企業概要
独立系の大手コンサルティングファーム。大手企業や外資系企業を主要顧客に総合コンサルティングビジネス。
コンサルといいながら、実際は高級人材派遣という印象。
決算内容
4Q決算。
売上23.4%増、営利14.4%増で着地。
今期は売上22.5%増、営利20.1%増の見込み。
期末コンサルタント数は前期2961名に対し、今期末3837名(29.6%増)
終了期は売上はまずまずだが、利益の伸びが弱かった。
新卒、未経験者を採用したことにより、単価が伸びなかったこと、2Qから3Qにかけて大型プロジェクトが終了したこと、
本社移転により費用が増加したことが要因。
成長鈍化が懸念されていたが、強気のガイダンスが出たことで、それを払拭した形。
ただ、数年前までの売上30%成長、利益50%成長といった水準の成長レベルまで戻ることはさすがになさそう。
株主還元は総還元性向40%。配当性向は20~30%。残りは自社株買いを毎年実施する方針。
決算と同時に0.79%の自社株買いを発表。
チャートは23年初めからの長い下落トレンドから反発したタイミング。
ヒストリカルPERを見ると、コロナショック時を除けば過去最低レベル。
今期は1Qに大型プロジェクトの終了が予定されているので、1Q、2Qはさえない数字が出る可能性に注意。
基本的に下期偏重の会社であることにも留意。
似たような業種のMSOL、INTLOOPなどは業績さえず、
株価は下落の一途でベイカレントも同様だが、さすがに、下げすぎのような気も。
グロースという枠組みから割安成長株という枠組みでの評価変更のタイミングに見える。
PER、PEGで割安感はある。
ただ、どの程度まで上を買ってくれる人がいるんだろうという点は疑問。
今のベイカレントをPER25倍で買いたいか?別に買いたくないよなという感。
底値圏で出来高は増えているし、底打ちしたようには見える。