ソライトブログ

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今年の投資の失敗を振り返ってみる

 

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今年の投資成績を見てみたところ、昨年比でほぼ変わらずという結果でした。

日経平均がこんなに上がっているのに、トントンとはなんとも情けない話ではありますが、今年、投資において何を失敗したのかについて振り返ってみたいと思います。

 

① コロナショックでパニくる

2019年の投資成績がわりかし順調だったこともあり、そのうち暴落も来るだろう、来た時にどう対処しようと、心理的に備えてはいたものの、まさか、こんな急転直下の大暴落が来るとは思っていませんでした。

過去の暴落と比べても、下り最速でしたからね。

普段テレビをあまり見ないため、世間の雰囲気というものがちゃんと掴めていませんでした。

コロナなんて大したことないだろと思っていたのです。

集団心理も含めた社会情勢というものを見誤っていたわけです。

あのときはたしか、日経平均のPBR1倍が20000円あたり。

日経平均19000円ぐらいが底と思っていたため、20000円を切った段階で全力買いし、ほぼキャッシュを使い切ってしまいました。

その後の下落はさすがにきつかった。

いままで含み益をたんまりたくわえていた銘柄があれよあれよという間に含み益を吐き出し、ついには含み損に突入。

最終的には、含み益だったのはたしかMSOL一つだけだったと思います。

 

原油の大暴落があったあたりは、もう完全にパニくってましたね。

毎週、何かを切って、何かを買ってはいたんですが、今、思えばその売買にはあまり意味がありませんでした。

そういえば、あのときはcasa(最近、社長の暴言が話題になったあのcasa)を損切り、買い直しを3回くらいしたように記憶してます。

 

暴落の極致、3月半ばまで来ちゃったら、ここからキャッシュポジションを増やすのはほぼ無意味。

あきらめの境地に。

(実際、あとから振り返ると、あそこで株を売っていたら大ダメージでした)

 

② 3月半ばにJALとJR東日本を買った

 3月半ばの暴落の大底で自分が何を買っていたかというとJALJR東日本

今週の売買/死屍累々(3月15日の記事)

要するに、コロナ禍において最もダメージを受ける企業を買っていたわけです。

これは言うまでもなく大失敗でした。

 たしかJALはほぼ買値で撤退。JR東日本はその翌週に売って10%の利益だったので、損をしたわけではないですが、暴落の大底でそんなものを買ってどうするのかと。

他に買うものはあっただろと。たとえばベイカレントとかね。

 

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※ベイカレントの1年チャート

 

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※JR東日本の1年チャート

 

結局、JALもJR東日本も10月くらいには両社とも3月の暴落時の株価以下になってしまっているわけです。

コロナによってパラダイムシフトが起きていることに気づかなかったことは、自分の投資家としての才能のなさをつくづく実感します。

 

ここまで書いて、3月にJR東日本とJAL以外に何を買っていたのかが気になり、自分のブログから抜き出してみると、こんな感じでした。

 

ANA

多木化学

ユニバーサルエンターテインメント

澤田HD

ナフコ

片倉工業

富士フィルム

南陽

ミクシィ

 

今の時点から振り返ってみると、あの時点で買って正解だったといえるのは、

多木化学、ナフコ、片倉工業、南陽、ミクシィ 

くらいですかね。

ナフコは低PBR、ミクシィは高配当に惹かれて買ったんですが、どちらもコロナ恩恵銘柄として、その後、かなり貢献してくれました。

 

逆にANAとかユニバとかコロナ悪影響銘柄をあそこで買ったのは最悪です。

ユニバはコロナショック以前から持っていたんですが、結局100株を残して損切りしてます。

コロナショックによりカジノ閉鎖なんてことが起こるとはさすがに思ってませんでした。

今年、ようやくカジノの黒字化が見えてたところだったんですけどね。

ちなみに今までの投資で最も損を出したのがユニバです。

 

③ 4月以降の上昇相場に乗り切れなかった

皆さんご存じのとおり、4月以降はコロナバブルとも称される上昇相場が始まりました。

4月あたりに買ったのがテイツーワッツ

テイツーは中古ゲーム販売ということで巣ごもり需要を受け業績が超絶好調。

ワッツは100円ショップでスーパー内に店舗があることが多く、自粛期間中にスーパーの売上が伸びたこともあり業績好調。

どちらもコロナ恩恵銘柄でした。

ここで、大きく株を買えていればよかったんですが、3月の暴落の残像がまだ色濃く残っていたこともあり、あまり買えず。

4月くらいだと、ベテランの投資家さんもtwitterなどで「そのうち二番底が来るぞ、気をつけろ」的発言をしてたりしました。

実際、リーマンショックでは最初の暴落の半年後に二番底をつけていることもあり、投資経験の長い人ほど、慎重だった印象があります。

テイツーなんかは、買ってから一か月くらいで3倍になっていたので、あそこで大きく買っていれば、今年の成績もずいぶんと変わっていただろうにと思うと悔やまれるところ。

 

④ アメリカ株への投資がイマイチだった

最近では猫も杓子もアメリカ株へ投資しているような感がありますが、実際にアメリカ株は今年も好調でした。

 

自分は、数か月に一度くらいの割合で20~30万円ぐらいの小規模金額でアメリカの個別株を買い、あとはほったらかしにしているんですが、どうも成績が悪いです。

さすがにマイナスではないものの、日本株に比べたらはるかに成績が劣っています。

ハイテク株をあまり持っておらず、高配当の株多めなのが敗因なんですが。

 

ちなみに、以前から持っていたのは、

GOOG

BTI

MO

HMY

T

 このうちBTI(ブリティッシュアメリカンタバコ)は損切りしてます。

 

一方、今年、新規で買ったのは、

GLD

SLV

BRK B

MSFT

IXJ

 このなかでそれなりに上昇しているのはSLV(銀ETF)が37%プラス。

BRK B(バークシャー)が14%プラス程度

他はほぼ変わらずと寂しい状況。

マイクロソフトを3月に買えていれば最高だったんですが、買ったのは最近です。

グーグル、アマゾン、マイクロソフトなどはもう社会的に必須なインフラという認識を持っていれば暴落局面で買い迎えたのに、と悔やまれます。

 

終わりに

ということで、今年の失敗を振り返ってみました。

振り返ったからといって、同じ失敗をしなくなるわけではないですが、まあ、多少は立ち振る舞いが上手くはなってくれるものと信じたいです。

 とはいっても、また暴落がきたらパニくるんだろうなあ。

 

 

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