ソライトブログ

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今年最大の失敗は澤田HDを買い増ししたこと/今週の売買

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今週の売買

 

なし。

金曜日にSBGを6070円で指値注文していたんですが、最安値は6077円。

金曜日のアメリカを見ると、月曜日は上に行くだろうし、 買いタイミングを逃したな感。

 

他には決算を受けてMSOLが大幅上昇しました。

そこまで上げるほどの決算だったのかという気はしますが。

 

今年最大の失敗、澤田HD買い 

 

今年、2月20日にMETA Capitalが開始した澤田HDへのTOB。

澤田HDの主柱はモンゴル最大のリテール銀行であるハーン銀行。

META Capital側もハーン銀行を魅力に感じてTOBをかけているわけです。

 

ところが、ハーン銀行の主要株主の異動にはモンゴル中央銀行の承認が必要だったのに、META Capitalにはその認識が欠けていたまま見切り発車。

そのため、TOBは延長につぐ延長。

なにせ、モンゴル中央銀行の承認が得られないままTOBが成立してしまえば、ハーン銀行の議決権が停止され、澤田HDの連結から外れてしまうということなので、META Capitalからすれば、このままTOBが成立することが罰ゲーム状態になってました。

 

TOBが始まったのが2月なのに、9月まで延長されるという異常事態に。

ちなみに以下の文字列は、澤田HDのサイトに記載されたTOBの延長のおしらせです。

 

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ところが9月23日に澤田HDからTOBに対する意見表明が出されました。

 

ウプシロン投資事業有限責任組合による当社株券に対する公開買付けに関する 意見表明のお知らせ

 

澤田HDはモンゴル中央銀行はMETAに対して事前承認を与えないという通知を受け取ったので、今回のTOBに反対するとの意見表明です。

TOBに反対ということはたとえばホワイトナイトを探すなどの展開となり、既存株主としてはおいしいことになるのではないかと思われますが、それはどうも望み薄な感。

そもそも、澤田HDの大株主であると同時に会長である澤田さんがMETAのTOBに応募する旨の契約してますし。

今回の反対意見表明を出した澤田HDの経営陣(除く澤田氏)からすれば、後々、株主代表訴訟の対象になりうるため、とりあえず意見表明しておいた、ただ、それだけでは?

 

しかし、これでこのTOBは買い取る側のMETA、売る側の澤田氏、そして澤田HDの三者の誰も得しないという展開になってしまいました。

もっとも、詐欺事件にまきこまれたとの報道もある澤田氏にとってはTOB成立すれば、現金が入ってくるわけでそれなりにメリットあるでしょうが。

ただ、それも全株買い取ってもらえるわけじゃないですしね。

 

METAとしてはTOBを撤回したいところでしょうが、法律的に可能なんでしょうか?

 

公開買付期間、条件変更・撤回制限及び全部買付義務 - 最新情報 | モリソン・フォースター

 

ここを見ると、TOBの撤回ができるのは対象会社が新株発行だったり、クラウンジュエルのような重要財産の処分を行った場合のようで、今回のような特殊ケースは想定されていない印象です。

 

澤田HD株を自分はコロナショックの暴落時に買い増しし、また5月の株価回復局面でも買い増ししているんですけど、この投資行動は今年最大の失敗でした。

あのときに澤田HD以外の株を買っていれば、今年の投資成績はまったく違ったものになっていたのに。機会損失が半端ないです。

3月初旬の暴落局面で買っていたのがJR東日本だったりJALという、ほぼ最悪の選択をしていたんですが、それでも澤田HDを買うよりははるかにマシでした。

JR東日本もJALもリバウンド局面がありましたし。

 

とりあえず、乗りかかった船なので、ホールドしつつ事の顛末を見守るつもりです。

 

 

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