今週の売買
3Qの超絶決算を受けて持ち株のケイアイスターはストップ高。
その後のPTSで100株だけ買い増ししました。
以前はストップ高後の株を買うことに、かなり心理的な抵抗感がありました。なにせ、1日前よりも20%高く、まったく同じものを買うわけですから、そりゃ、どうしたって損した気にはなります。
しかし、最近はそうした心理的抵抗感も薄れてきました。
というのも、以下のように考えるようになったから。
1日前とは、その株価の情報が違っていて、その情報の違いで株価が20%高くなっている。だから、今の株価は正しい。しかも、アメリカと違い、強制的に値幅制限でストップさせられているため、冷や水を浴びせられている状況。だとしたら、その新しい情報をちゃんと織り込んでいない可能性があるのでは?てことは、ストップ高後の株価でも買えるはず。
たとえば、今回のケイアイスターの3Qにおける上方修正は以下の四半期単体の業績を見ればわかるように、かなりのインパクトがあり、
しかも、4Qは好調、なので、おそらくこれから再度の上方修正があるであろうこと、今後、少なくとも1,2年は郊外の戸建てへの追い風が吹くであろうこと、また、今回、年間配当を88円から139円に増配していることなどを考えると、20%高くらいではこの新しい情報を株価はまだ織り込んでいないはず(以上、買いあおりです。ご注意ください)。
ただ、今回のケイアイスターはストップ高前からある程度持っていたから買い増しに躊躇がなかったですが、これがまったくノンポジ状態だったら、ストップ高後に新規に買い向かうのは、やっぱり心理的抵抗感があるだろうなあ、とは思います。
今回だって買い単価を上げたくなかったので、サブのSBI証券で買ってますし。
そして、多くの人が心理的抵抗を感じるからこそ、ストップ高後の株を買うことに一定の投資妙味はあるのではないかと考えたり。
決算シーズンもほぼ終わり
自分の持ち株については、ほぼ決算を通過。
最主力のFFJの決算が金曜日にあり、これがどう評価されるかはまだわかりませんが、その他はおおむね順調でした。
ケイアイスター以外に業績が好調だったのはスシロー。
またコロナ悪影響銘柄のヨシックス、三精、AOKIなども悪いは悪いものの、それぞれ復活のきざしを見せるものだったため、株価はそれなりに堅調。
唯一、決算後に株価が大きく下げたのはハウスドゥなんですが、これは決算の内容が悪いというよりも、同時に株主優待の廃止をアナウンスしたのが大きい印象。
(ちなみに最近のヤマダ電機の優待改悪、また、東証の再編もあり優待目的の投資というもののリスク度がかなり高くなってる印象受けます。特に今回のハウスドゥもそうですが、優待プレミアム倶楽部の優待を出しているところはちょっと敬遠したい)
そんななか、持ち株のなかで金曜日に決算を出した会社があり、その決算内容をどうとらえていいものか、売ったほうがいいのか、それともホールドすべきか、1日くらいずっと悩んでいました。
その会社はオークファン(3674)。
見てもらえばわかるように、通期予想の営業利益が13億円のところ、1Q時点でもう12.2億円に達しています。
業績の進捗率だけでいえば、持ち株のなかでトップクラスにいい。
まあ普通だったらストップ高間違いなしですが、PTSではそうなってません。
なぜか。
この利益の大部分が株の売却益によるものだから。
オークファンはサイバーセキュリティという会社の株式を相当数保有しており、その半数以上を売却したことにより、この営業利益が創出されています。
一方、本業であるEC、およびEC支援サービスのほうは業績不調とまではいかないにしても、あまりぱっとはしない。
ここの齟齬をどう見ればいいのかに頭を悩ませていました。
本業がいまいちな会社がたまたま投資で利益を出しただけと認識することもできますし、逆にそもそも、この会社は投資が本業なのでは、と認識することもできます。
昔、援助交際について立川談志が
「あれは学生が売春すると思うから腹が立つのであって、売春婦が殊勝にも勉強をしに学校に来ていると思えばいじらしいもんじゃねぇか」
みたいなことを言ってたんですが、同じ事象でもとらえ方によって、物事の見え方はまるで違ってくるもんです。
週末、無駄に頭を悩ませていた結果、 とりあえずの投資行動としては消極的ホールド、逆指値を入れて下値を限定しつつホールドする方向で行こうという結論にいたりました。
動画
最近、車のなかでBiSHばっかり聞いてます。
ロックであったりパンクであったり、そうした音楽を志している人の全てが、アイナジエンドの声に嫉妬するだろうなあ。
ちょっと唯一無二。