ソライトブログ

得意なものはジャンピングキャッチと狼狽売り。銘柄分析、今週の売買記録などの株ブログ

ランディックス、ケイアイスター不動産、グレイステクノロジー、フェローテック

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ランディックス(2981) 2022年3月期 第1四半期決算短信

https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS08903/83989447/cc1e/4575/8d66/4ddae4224041/140120210810482566.pdf

不動産テック企業。富裕層向けに強み。

QtoQ(4Q→1Q)で見たときに、売上がほぼ横ばいにもかかわらず、営業利益が275→563と倍増。

理由はよくわかりません。

まあ、利益率が高い物件が売れたとかそんなんですかね

現在のPERが10倍、配当利回りが2%くらい。

単なる不動産販売業としてみれば、妥当な評価。不動産テックとしてみたら割安。

といった感じだと思います。

自分の印象としては、不動産テック企業として見るのはちょっと無理がある。よくできた自社サイトを持っているだけでは?

ただ、富裕層向けというのはユニークだし、また富裕層向けであるがゆえに、売ってしまえば終わりというビジネスではなく、リピート、紹介といったストック的要素もあるようなので、他の不動産販売企業(オープンハウスとか)よりは評価されてもいいのでは。PERでいえば15倍程度。

と思いました。

そもそも、1Qの進捗が50%超えてますし、どこかで上方修正出ると思うので、PERは切り下がるでしょうが。

 

ケイアイスター不動産(3465) 2022年3月期 第1四半期決算短信

https://ssl4.eir-parts.net/doc/3465/tdnet/2015332/00.pdf

同じ不動産でもランディックスが都内の富裕層向けなのに対し、こっちは関東の田舎で価格600万円台からの格安戸建てと顧客層はぜんぜん違います。

この1Q決算と同時に上方修正も発表。

四半期単体で52億の営業利益は過去最高で、下期偏重であることを考えると、出来すぎの決算という印象。

ここまでいい数字が出ると、来期以降がちょっと不安になるレベル。

ところでケイアイスターはこれで4四半期にわたって好決算を出し、決算後にストップ高を繰り返してきたわけですが、この間、PERが10倍を超えたことはありません。

今回の決算後にストップ高でしたが、PERは6.5倍。

不動産はいくら好調でもPERの水準訂正はおこらないですね。

 

グレイステクノロジー(6541) 2022年3月期 第1四半期決算短信

https://ssl4.eir-parts.net/doc/6541/tdnet/2014405/00.pdf

決算説明資料

https://ssl4.eir-parts.net/doc/6541/ir_material_for_fiscal_ym/105035/00.pdf

個人的にもっとも注目していたのが、ここの決算。

もともとMMS事業の利益率が80%超、全体でも営業利益率が43%と高利益率、またMMS事業はストックビジネスであること、そして高い成長性。

ということで、PER100倍程度ときわめて高く評価されていました。

しかし、昨年、カリスマ会長が亡くなったことで、会社の行く末に不安感が出たこと、またその持ち株が売却されることで需給が悪化するんじゃないかということで、株価は大きく下落してました。

また、前期の3Qから連結したHOTARUによって売上は増えるものの、利益率は悪化するのは確実。

つまり、スペシャルな企業から、普通の企業に変化していく途中だと考えられ、1Q決算がどういう数字だ出るのか興味を持ってました。

そして、実際に出た数字は意外なものでした。

悪いほうに。

 

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ストックビジネスと考えられていたMMS事業の売上がなんと前期比60%減。
ここまで激減するのはまったくの予想外でした。

クラウド型のマニュアルサービスはいったん導入してしまったら、他サービスに切り替えるのはむずかしそうだし、契約を切られる理由がわからないですけど。

昨年の株価水準から3分の1にくらいになってますが、もう前提条件が崩れちゃったので、今の株価でも買う気にはなれないです。

 

北弘電社   令和4年3月期第1四半期決算発表の延期に関するお知らせ

https://www.kitakoudensha.co.jp/pdf/news/r030813news.pdf

太陽光発電所建設工事に関わる案件について、原価総額の見積を見直したところ、損失が発生することが見込まれたことから、過年度の決算内容も含めて精査したうえで、令和4年3月期第1四半期決算を確定させる必要が生じました。

 

ウイグル問題で太陽光パネルが高騰しているというニュースがあったので、それが原因なんでしょうか。

ウイグル問題、太陽光発電に影 パネル主原料5倍に高騰: 日本経済新聞

 

フェローテック(6890) 2022年3月期 第1四半期決算短信

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120210812485474.pdf

1Q決算と同時に通期上方修正済み。

昨年から、業績の伸びがえげつないです。

昨年からの半導体好況はどこまで続くんでしょうか。決算見てると、半導体関連はどこも好調な印象ですが。

上方修正後でPER5倍。

半導体ということで業績の浮き沈みが激しく、PERがあまり参考にならないのと、フェローテックは中国依存が深くカントリーリスクもありますが、再度の上方修正の含みも残してるんで、さすがに割安に見えます。

 

マーケットエンタープライズ(3135)  2021年6月期 決算短信

https://www.marketenterprise.co.jp/ir/upload_file/m005-m005_02/3135_20210812485437_P01_.pdf

ネット型リユース販売。

直近の2四半期が営業赤字。

来期のガイダンスも4億円の営業赤字。

と何もいいところがない決算。

同じ中古売買でいえば、ビジネスはまったく違うものの、メルカリ、バイセル、コメ兵などがありますが、これらがどこも好調だということを考えると、マーケットエンタは負け組確定っぽい。

 

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